こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。都立多磨霊園にて、48㎡の広いお墓の草止め工事と敷石・拝石の交換、外柵修理などを行いましたので、ご紹介いたします

【施工前後のお写真】

今回のお客様は、弊社のホームページをご覧になってお電話でお問い合わせくださいました。お墓の雑草にお困りとのことでした。
お話をいただいて、まずは現地へ状態を確認しにうかがいました。お客様にお墓の場所をお聞きして、一人で向かいました。

 

こちらがお客様のお墓です。雑草にお困りということはうかがっていましたが、どんな状態なのかははっきりとはうかがっていませんでした。到着すると、お客様が「行けばわかるよ」とおっしゃっていた意味がよく分かるほどに、草が生い茂っていました。

 

48平方メートルというとても広いお墓の中は、こういった状況でした。雑草はしっかりと根がはっていて、簡単には引き抜けないくらいでした。階段から上がってお墓まではまっすぐに敷石がしかれており、手前にはお名刺入れもありますが、草であまり分からないような状況です。奥にはベンチもあるのですが、ほとんど見えていませんね。

 

手前の植栽は柘植です。柘植自体もかなり大きく成長していますが、さらにその土の部分に他の雑草などが入ってきて、このような状態になっていました。これは参道やお隣のお墓にも影響が出てしまいます。

 

お墓の左後方の外柵の一部です。一部がこのようにずれて目地が開いてしまっていました。樹木が大きく成長してしまったことで、根が石を少しずつ押し出してしまったものだと思います。さらにこちらのお墓左手にはたまたまお墓が建っていないために、こうしてずれて開きやすい状況ということもあったと思われます。

 

状況の確認を終え、お客様に現状のご報告を差し上げました。お墓の後方は普段なかなか目に入らない部分でもありますので、外柵の石がずれてしまっていることはお客様もお気付きではありませんでした。確認の際に撮ってきたお写真を見ていただいて、草止めの工事とともにそちらの修理もご提案いたしました。

植栽については、根から抜いて取り除いてしまうという選択肢もありますが、この木は剪定して残したいと奥様がご希望でした。そのため柘植の木はきれいに剪定して残し、下の土の部分は雑草が生えてこないよう固まる土に入れ替えることをご提案し、お見積もり等をご確認いただいて工事に入りました。

 

工事が完了しました! 見違えるようにきれいになりました。

工事の工程としては、まずは掘削して雑草を根から取り除いていきました。しっかり根が張っていましたので、20cm程度は掘り下げました。その後、除草剤も撒いて砕石を入れて転圧し、配金をしてコンクリートを流し入れて基礎工事をしました。広いお墓でしたので、水抜きのための穴を4箇所ほど設け、手前に向かって少し傾斜をつけて水がたまらないようにしています。その上に砂利を敷いて仕上げました。

 

植栽です。この右手の植栽は、色々な草が周りに生えていたためか、あまり元気がありませんでした。周りの草をすべて取り除き、植栽をきれいに整えて、固まる土で雑草が生えないように対策をしました。

 

敷石と拝石は、今回新しくお作りしました。もともとあった敷石は、現在のような加工技術もなかった昔の作りで、とても重たく厚みもあり、デコボコしていました。これを残したまま草止め工事をしても、敷石の脇からまた草が生えてくる可能性が高いと感じました。また、拝石もとても大きく厚みがあって、重量もあるものでしたので、この機会に新しくすることをご提案して、ご了解いただけました。
お墓本体が映えるよう、敷石は白い御影石でお作りしています。階段を上ると、きれいになった敷石の向こうに、万成系の赤っぽい色合いのお墓がぱっと目に入ります。

 

高圧洗浄機でお墓本体や外柵もきれいに洗浄しました。外柵もかなり黒ずんでいましたが、ずいぶん白さを取り戻しました。広いお墓でしたので、200Lの水を5回くらいだたでしょうか、大量の水を使ってきれいに仕上げました。左奥の外柵のずれていた部分も、草止め工事とあわせて修理をしました。

草が生い茂ってお墓が見えないような状態からすっきりと見違えるようになり、階段や外柵の前面もかなり黒ずんでいたものが、きれいになりました。

ご覧になったお客様は、「ここまできれいになるとは」と感激してくださいました。草止めの工事と、お気付きでなかった外柵のずれの修理も喜んでいただけました。
私は、多磨霊園へ仕事で行く時には、草止めの様子を確認したりするため工事の終わったお墓にうかがいます。その際に、こちらのお墓ではお花がお供えしてあるのに気付き、「お参りに来られていたんだなあ」とうれしくなりました。すっきりときれいになったお墓は、快適にお参りいただけるようになりました。今後も大切にお参りいただければとうれしく思います。

昨今は、個人でこれほど大きなお墓をお持ちの方は多くありません。お持ちだったとしても、跡継ぎがいらっしゃらないなどの理由でお墓じまいをされたり、広い敷地の一部を「部分返還」といって霊園に返還したりというケースが多くなったように感じますが、それも社会情勢や個々のご事情で仕方のないことと思います。そんな中、これほどの広いお墓を、ご先祖様から受け継いできたのだからと大切に守っておられる方を少しでも応援する気持ちで、お墓の状況やご要望に応じた、適正なご提案をしていきたいと改めて思いました。