都立雑司ヶ谷霊園に、白く美しいアンドロメダの洋風墓石を建立
こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。今回は、都立雑司ヶ谷霊園に建立させていただいた、インド産のアンドロメダを使用した洋風のお墓をご紹介いたします!
雑司ヶ谷霊園内 日本ハリストス正教会維持財団墓所 フルリフォーム
石種 アンドロメダ(インド産)
ホームページを通じてお電話でご相談をいただいたお客様より、お墓のリフォームをご相談いただきました。雑司ヶ谷霊園にお墓をお持ちということで、まずは確認にうかがいました。
こちらがご相談のお墓です。和型のお墓で、ご家名の上に十字を彫刻したキリスト教のお墓でした。お母様が亡くなられたことを機に、お施主様である娘様は「キリスト教らしいお墓を建てたい」と希望されていました。ご希望を伺って設計図を作成します。
こちらは最終的な決定図面です。これまでとは全くイメージの違う、洋風かつキリスト教らしいお墓です。石は、これ以上白い花崗岩はないといわれているインド産のアンドロメダ(別名:スリランカ)という石をご提案しました。
インド産アンドロメダ(別名:スリランカ)に関する記事
工場で仮組みしたところです。ご覧いただくと分かる通り、見た目には大理石のような白さです。この石の特徴として独特の模様が出るので、お客様にも事前にその風合いを見ていただきました。
外柵部分も仮組してご確認いただきました。今回は、外から見える部分はすべてアンドロメダで作成します。
工事の様子です。まずは基礎工事を行い、基礎コンクリートがしっかり固まったら外柵を設置、カロートを御影石で作成します。その後、墓石本体の据え付けを行っているところです。お墓手前のスペースは、拝石を置いて周りに砂利を敷いて仕上げるところで、両端の穴は水抜き穴です。カロートの下も一部を土のままで残し、万一水が入っても排水できるようになっています。
完成です!
白さが際立つ、とても美しいお墓です。「白い石」というと大理石が浮かびますが、大理石は比較的酸性雨に弱いこともあって、白い石をご希望のお客様には、弊社では丈夫な御影石で耐久性の高いアンドロメダをご案内し、性質をよくご理解いただいた上で採用していただいています。長い間風雨にさらされるお墓ですから、できる限り長持ちするものをご提供できるよう心がけています。
少し見えにくいですが、正面にはご家名や亡くなられた方のお名前を彫刻しています。献花台風の花筒は、花束をそのまま供えたようなデザインで、白い墓石に花の色が映えてとても素敵です。
お客様には、「思った通りの素敵なお墓ができた」と大変喜んでいただけました。お打ち合わせの段階から、お母様のためにこんなお墓にしてあげたいという強い思いはひしひしと伝わっておりました。お墓作りのお手伝いの際によく感じるのですが、亡くなられた方やご先祖様のことを思い、残された方々が「こういうお墓にしてあげたい」というお気持ちでお墓作りに取り組むこと、その時間こそがご供養になるのではないかと思います。今回はその時間を十分に取り、じっくり考えることができましたので、よりいっそうご供養になったのではないかと感じました。
このたびは弊社にお墓のご用命をいただき、ありがとうございました。キリスト教らしいお墓でもあり、お墓に眠る多くの故人様にも喜んでいただけていると嬉しいですね。末永く大切にお参りいただけますと幸いです。
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