インド産MUと茨城県産稲田石、アーバングレーを使用した、細部までこだわったデザイン墓石。都立多磨霊園

東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。多磨霊園に誕生した、インド産MUと茨城県産稲田石、インド産アーバングレーの3種の石を使用した、細部までこだわったデザイン墓石をご紹介いたします。

 

多磨霊園2㎡クラス 石塔:インド産MU・茨城県産稲田石 外柵:インド産アーバングレー

 

多磨霊園に当選されたという方から、ホームページをご覧になってお電話でお問い合わせいただきました。お墓は洋型をご希望でしたが、当初から「よくある一般的なお墓は作りたくない」とおっしゃっていました。高さはなくていいので、囲いを設けずにシンプルにしたいことなどもご希望で、デザインについてはご自分で描かれた大まかなスケッチをお持ちくださいました。それをもとに、お墓として機能するように手直しをしたり、細部を調整したりして、お客様と何度もやり取りを重ねてデザインが決定しました。

 

黒と白のコントラストを意識した棹石です。正面にご家名等はありません。ここも一般的なお墓との違いです。

黒い石はインド産のMUという黒御影石、白い石は茨城県産の稲田石という石を使用しています。稲田石は、かつては外柵材によく使用されていた印象ですが、近年の質の良いものは錆などもなく、白さがとても美しい石です。このように黒と対比させる形で使っても、白さが際立ちとても美しいですね。当初は、大理石のような真っ白のスリランカという石を使うことも考えましたが、石の質などから判断して稲田石をお選びいただきました。

 

MUの方に、お名前と生年月日、亡くなられた年月日を西暦で彫刻しています。インド産MUは、私も大好きな石です。黒がとてもきれいで、品質も安定しているので自信を持っておすすめできます。艶やかで、鏡面のように周りの景色を映しています。

 

左側にはハナミズキを彫刻しました。白い石なので彫刻がはっきり見えるように、ご希望で黒色を入れました。

 

花立と香立ては、一体型の斬新なデザインをご提案しました。花立をひとつとすることもお客様のご希望でした。一般的なお墓は花立が2つあることが多いので、ここも他とは違うポイントです。

 

香炉の右端に丸い石を継ぎ足した形の花立です。花筒はステンレス製で、お墓のデザインに相応しい銅色のものをご用意しました。

 

拝石の前面は、ご希望で平面取りを強く取りました。その下の土台部分も同じ仕様です。

 

後方から見ると、このような造りになっています。黒御影石の背面に、建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しました。彫刻を入れる場所も、細かくお打ち合わせをしました。

 

棹石の天面のデザインもお客様とお打ち合わせを重ねたポイントです。稲田石部分は緩やかな弧を描くような形で、黒いMUは永遠をイメージした波のような曲線で、二つが立体的に組み合わされています。さらに、角は丸面をとって繊細な印象に仕上がっています。細かい点まで具体的にご指定いただきました。

 

入口部分です。こちらはインド産のアーバングレーという石を使用しました。こちらもとても品質の良い石で、一枚ものを使用しています。拝石部分と同じく、手前は大きく平面取りをしました。すべり止め加工等はせず、石の光沢を活かしたシンプルな仕上げをご希望いただきました。

 

完成したお墓をご覧になったお客様には、「思い通りのお墓になった」と大変喜んでいただくことができ、お墓の前で記念写真もとらせていただきました。このたびは、弊社にお墓の建立をお手伝いさせていただきましてありがとうございました。お墓作りにとても熱心に取り組まれるお客様に大変ご満足いただくことができ、お手伝いができて本当によかったと感じております。末永くお参りいただけますと幸いです。お参りをされていて何かお困りのことなどございましたら、またいつでもご連絡くださいませ。

今回は、多磨霊園に誕生した細部までこだわったデザイン墓石をご紹介いたしました。近年は、「こんなお墓を建てたい」とかなり具体的にご希望があって、細かな点までこだわってお墓作りをされるお客様も増えてきました。中には「自分の思い通りにできなかった」とほかの石材店さんから弊社に話を聞きにお越しになる方もおられます。こうしたこだわりのお墓作りは、お客様にとっては理想のお墓を作ることができるという点で、私にとってはそれを叶えることでお客様に大変ご満足いただけるという点で、双方にとって良いことばかりです^^ 具体的なご希望はもちろん、「こんな感じで」といった漠然としたイメージでも大丈夫です! 理想のお墓になるようできる限りのお手伝いをさせていただきますので、まずはお気軽にお声かけください。