都立多磨霊園にて、インドM10とアーバングレーを使用した、ボリュームのある贅沢な造りのお墓を建立

こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。都立多磨霊園にて、インドM10とアーバングレーを使用した、シンプルながらボリュームのある贅沢な造りのお墓を建立させていただきました。

 

多磨霊園4㎡クラス 新規建立 石塔/墓誌:インドM10 外柵:インドMD5(アーバングレー)

 

ホームページをご覧になったお客様より、多磨霊園でのお墓の建立をご相談いただきました。ホームページに掲載されていた施工例から、「このお墓がとても気に入っているんです」と具体的にイメージするお墓をおっしゃってくださいました。(こちらでご紹介しているお墓です>>https://ishisei-memorial.jp/2020/10/03/3801/

 

こちらがお墓を建立する場所です。広さも4㎡ほどと、施工例のお墓と同じくらいです。事務所までお越し下さったので、ご希望を伺って図面を作成してご提案しました。

 

ご提案図面です。気に入っていただいた施工例を参考にしていますが、「なるべく目地を減らしてほしい」というご希望をいただいたので、図面上では石の継ぎ目が見えている踏み石部分も一枚の石で作成することにしました。お墓上段も同様に一枚もので作ります。一枚もので作成することで、見た目にはとてもきれいに仕上がります。一方、小割した石を継いで作成する場合は、目地があることでクッションの役割も果たしますし、万一石が割れたりした場合にその部分だけを交換すればよいので、費用面も少なく済むというメリットもあります。そうした点をご説明して、ご納得いただいた上で一枚ものを使用することになりました。さらに、最終的にはすべり止めも入れずに全面磨きで仕上げることになりました。

 

工事が始まりました。まずは基礎を打つ場所を床堀りしています。

 

約30cmほど掘り下げて基礎を施工していきます。

 

砕石を入れてランマ―という機械でしっかり転圧し、地固めをします。

 

地固めのあと、型枠を組んで鉄筋を組んで水抜き穴を設置、コンクリートを流し込む準備をします。

 

鉄筋は決まったピッチでしっかり組みます。

 

生コンクリートを打ちました。表面をきれいにならして、しっかりと固まるまで養生して基礎が完成します。

基礎が完成したら、お墓を外柵から据え付けていきます。角の部分にはL字の耐震金具を取り付けて固定、納骨室、石塔もしっかり耐震施工で据え付け、お墓が完成します。

 

完成したお墓です。石塔と墓誌はインド産のM10という黒御影石、外柵は同じインド産のMD5(アーバングレー)を使用しています。気に入っていただけた施工例のお墓と同じ石を使用しました。色合いやバランスも気に入っていただけていたようです。

 

ご納骨日の当日、お引き渡しとなりました。手前がこだわられた一枚石の踏み石です。小割の石を敷くのに比べると、費用面ではご負担が大きくなりますが、見た目には広々としてきれいに見えます。石塔横も同様です。

 

石塔は、施工例のお墓をもとにデザインしました。すっきりとしたシンプルな洋型です。花立前面に家紋を彫刻しました。

 

墓誌は、棹石や香炉の丸みとあわせた形状で統一感があります。上の段をお掃除するときの階段石を付けてほしいとのご希望があったので、両端に設けています。後方の壁石は曲線を採り入れてデザイン性を持たせました。すっきりとシンプルながら、全体にボリュームのある贅沢な造りのお墓になりました。

 

当日はあいにくの雨でしたが、お墓の本体、お参りスペースの両方にテントをご用意して執り行いました。周りにまだお墓の建っていない場所でしたので、広く使うことができました。たくさんの方が参列され、皆様に「いいお墓を作ってくれてありがとう」と大変喜んでいただけました。また、つい先日、こちらのお墓のすぐそばに下見に行く仕事があったのですが、通りかかるとちょうどお施主様がお参りしておられたのでご挨拶すると、「本当にありがとう」と改めておっしゃってくださいました。法要に来た人にもとても喜んでもらえたと、うれしそうにおっしゃっていました。お客様のご自慢のお墓になれば、私としても本当にうれしい限りです。どうぞ末永くお参りいただけますと幸いです。何かお困りの際には、またお気軽にお声かけくださいませ。

今回のお客様は、ホームページで施工例をご覧になって、同じようなお墓を作りたいとご希望いただきました。建立したお墓をお施主様に喜んでいただけるのはもちろんですが、施工例を見て「これがいい」「素晴らしい」と言っていただけることも、本当にうれしいことです。目の前のお客様に喜んでいただけるようにと真摯に取り組むことでつながるご縁もあるのだなあと思うと、さらなる励みになりました。