桜の彫刻が印象的な洋型墓石が完成しました。都立多磨霊園にて

こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。都立多磨霊園にて、桜の彫刻が印象的な洋型墓石が完成しました。その際の様子をご紹介いたします^^

【お墓の完成写真】

都立多磨霊園に、1.9㎡の区画をお持ちのお客様からのご相談です。「長年、費用のことがあり、墓石を建てることができなかった」ということで、「なるべくリーズナブルにお墓を建てられる石材店を・・・」と石材店をインターネットで検索されたところ、当店のホームページをご覧くださったそうで、お問合せをいただきました。

打ち合わせを行いながら、「なるべく低価格で」というのが一番のご希望でしたが、それに加えて「希望の彫刻がある」という強いご希望がありましたので、ご希望のお墓を予算内で仕上げることができるよう、「墓誌を無くし、拝石と同じにしましょう」ということや、彫刻の方法を工夫するなど、様々なご提案をさせていただきました。

打ち合わせを終え、いよいよ工事が始まります。

 

こちらがお客様のお持ちの区画です。返還墓地で、1.9㎡の区画です。建立期限が迫っている状態でした。

 

基礎工事です。30㎝ほど床掘しています。

 

こちらは納骨室内です。納骨室内が骨壺がいっぱいになってしまった際に、散骨できるよう、土残しの部分をつくるようにしています。

 

お墓の棹石の「真心」という文字もお客様のご希望です。桜やチューリップや花立の山並やコスモス等、お客様のイラストを元に、当店の彫刻担当の者が、彫刻できるようにデザインを工夫し、彫刻をいたしました。

 

チューリップも綺麗に彫刻されていますね^^

 

山並とコスモスも、とても綺麗に彫刻されています! ご希望の彫刻を全て施すことができるよう、彫刻方法は予算を抑えることができる「影彫り」にいたしました。

 

ご予算を抑えるために、拝石に戒名を彫刻するデザインです。予算を抑えるだけでなく、限られたスペースを有効活用できます。

 

お墓が完成し、ご納骨日を迎えました^^

踏み石は墓石と同じ石を使用し、滑り止めにもなる桜の彫刻をサンドブラスト仕上げで施しています。隣接したお墓との境になるよう、両脇を少し高さのある石を設置しました。

 

亡くなったご家族がお花が大好きだったということで、墓石にお花を彫刻することを強く希望されていたお客様でした。お供えのお花だけでなく、桜やチューリップ、そして山並やコスモスが常にお墓を明るくしてくれる、そんな素敵なお墓が仕上がりました^^

仕上がったお墓を見て、お客様、そしてお客様のお姉様が、涙を流してお喜びくださいました。「こちらの都合で低予算を提示しましたが、彫刻をたくさんしたいとわがままも言って、困らせてしまったと思います。希望通りのお墓に仕上げてくださって、ありがとうございました。」というお言葉をいただきました。

ご相談いただいた当初、たくさんのご希望を伺いながら「これはご希望通りに仕上げられるのだろうか・・・」と、頭を悩ませましたが、お客様のお話を聞けば聞くほど、「これは絶対にご希望通りのお墓を、ご希望の予算内で仕上げてみせるぞ!」という気持ちになりました。お花が大好きだったご家族のために、いつでもお花に囲まれたお墓を仕上げることができ、お客様のお役に立つことができ、幸いです^^