こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。多磨霊園にてお墓の雑草対策と囲い修理、家紋と文字の色入れ直しが完了しました。その際の様子をご紹介いたします^^

 

今回、ご依頼いただいたお客様は、ご自身で防草シートを貼るなど対策をされていたのですが、長年お墓の雑草にお悩みで、インターネットで当店のホームページをご覧いただき、ご連絡をくださいました。

こちらが施工前のお墓のお写真です。防草シートが飛んでしまわないよう、石でおさえているのが分かります。

 

墓石の背面に彫刻してある文字の色が落ちています。はっきり文字が見えるよう、色の入れ直しをご希望されていました。

 

香立や拝石(納骨室の蓋部分)も古くなっています。花立も古い仕様ですので、全て新しいものに変更します。家紋の色も落ちているので、こちらも入れ直しをご希望されていました。

 

以前はこちらに植木が植わっていたため、根が外柵を押してズレが発生しています。

 

お墓の背面から見たお写真です。外柵は大きくズレや開きが見られました。

お墓の現状を確認後、「どのように、どこまで修理をされますか?」とお話を伺ったところ、「実は娘しかおらず、将来的にこのお墓はお墓じまいする予定でいます。そのため、大掛かりな墓石や外柵の作り替えや修理は考えていません。ただ、お墓じまいのその時まで、安心してお参りできるようにしたいのですが、どうすればよいでしょうか?」というお話をいただきました。

そこで、①雑草対策、②外柵(大谷石)補強、③文字色の入れ直し、④花立・香立・拝石の交換をご提案しました。 大掛かりなリフォームを行わずとも、この4点だけでもお直しすることで、雑草が生えない、掃除のしやすいお墓になりますので、気持ちよくお参りいただけると思います。

お客様としっかり打ち合わせを行った後、施工が始まります。

こちらはお墓の土間部分の土を床掘した際に出てきた木の根たちです。結構な立派な根が出てきました^^;

 

床掘が終わり、外柵を据え直しているとことです。

 

土間部分には草が生えないようコンクリートを打ちます。お墓の手前側に水が抜けるよう、水傾斜をつけています。この上に砂利を敷くと傾斜はわからなくなりますが、水が溜まらないよう、コンクリート部分はこのようにおつくりします。また、納骨室の蓋もあけ、納骨室内に水が溜まっていないかなどの確認も行っています。

 

お墓の背面部分の外柵は割れていたので、その部分もモルタルで補強しています。

 

リフォームが完成しました!

 

筆で文字の色入れ直しを行い、文字が綺麗に見えるようになりました。古い石塔の場合、スプレーでの着色ははみ出てしまうこともありますので、筆で仕上げます。

 

外柵が欠けている部分はモルタルで埋め直しをしています。

 

家紋の色入れ直しも行いました。花立はステンレス製の脱着可能なものに変更しています。お参りの際に取り外して綺麗に洗うことができますので、お花のお手入れもしやすく、清潔に保つことが出来ます。

 

拝石や香炉も新しく交換しています。砂利もお客様にご希望を伺い、五色の砂利を入れております。

 

お墓の引き渡し時に、記念撮影をさせていただきました。(掲載の許可をいただいております。ありがとうございます^^)

お客様には「とっても綺麗になり、うちのお墓じゃないみたいで驚きました。松本さんには、”いずれお墓じまいをしなければいけない”という、うちの事情をしっかりと汲んでいただき、希望する修理のみを行っていただけて、本当に感謝しております。ありがとうございました。」というお言葉を頂きました。娘様にも「お掃除がとてもしやすくなりました。」とお喜びいただきました。

石屋としては、お墓の確認をさせていただいた際に、外柵が欠けてしまっていることや、今回のお客様のように大谷石で外柵を作られていて耐久性に心配があるお墓に関しては、安心してお参りいただくために作り替えのご提案することも多いです。ただ、みなさま様々なご事情があることもわかります。そこで当店では、お客様のお話をしっかりと伺い、出来る範囲で最善のご提案をさせていただくことを大切に考えております。

「希望しない大掛かりな工事を提案されるのでは…」と、当初とても心配されていたお客様ですが、打ち合わせの段階から笑顔を見せてくださり、最終的に仕上がったお墓を見て大変喜ばれているお姿を拝見して、私もホッとしました。お客様にお喜びいただいたことを忘れず、お客様のお言葉に耳を傾け、お客様の気持ちに寄り添える石材店であり続けたいと改めて感じました。