多磨霊園にて、既存の石塔を残したフルリフォーム。インド産黒御影石MU

こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。多磨霊園8㎡クラス墓地にて、既存の石塔を残したフルリフォームをさせていただきましたので、ご紹介いたします。

多磨霊園 8㎡クラス フルリフォーム

石塔材:インドMU 外柵材:中国G500(松山石)

 

「お墓の外柵を修理したい」というお客様をご紹介いただきました。当初はお電話で場所を伺ってお墓を確認し、しばらくして現地でお会いして詳しくお話を伺うことになりました。

 

こちらが多磨霊園にあったご相談のお墓です。8㎡と広さのあるお墓で、外柵はブロックで作られていました。老朽化も進んでいたので外柵を新しく作り直すことを検討されていましたが、石塔はご先祖様の残したものなので残したいとご希望でしたので、どこまで手を入れるかなど時間をかけて検討されていました。そんな中、大切なご兄弟様を亡くされるというご不幸があり、そのご兄弟様のためにもお墓をきれいにしてあげたいと強く思われるようになり、フルリフォームをされることになりました。

 

こちらがご提案したお墓です。中央に洋型のシンプルな黒御影石のお墓を設置、先代の残された石塔は「どうしても残したい」と強く希望されていましたので、お墓の右手に配置しました。それぞれにきちんとお参りできるよう、花立等もご用意しています。墓誌は以前のものを左手中ほどの以前と同じあたりに設置します。外柵は全て取り外して、基礎工事を行って丈夫な御影石で作り直したものです。ご希望を叶えてご納得いただくことができ、工事をお任せいただきました。

 

今回はお墓のリフォーム工事に入る前に、お客様のご希望でお墓をきれいに清掃しました。草を取り除き、高圧洗浄で汚れを落としてお客様をお待ちしました。お墓のリフォームをご先祖様にご報告してご遺骨の取り出し等を行い、工事に取り掛かりました。

まず、既存の墓をすべて取り外します。基礎工事ののち、御影石製の外柵を据えて、お墓の本体や以前のお石塔、墓誌や物置石を設置して完成です。

 

工事完了です! 広々とした敷地に、すっきりと美しいお墓が完成しました。

 

右側がご先祖様から受け継いでこられたお石塔です。クリーニングして設置しています。台座は新しく設け、花立と水鉢も個別に設けました。

新しいお墓は、インド産のMUという黒御影石を使用しています。「夢」という文字は、奥様のご希望で彫刻しました。供物台は神道のため、八足台の形をとっています。

 

8㎡と奥ゆきのある形状の敷地でしたので、その点を活かして、階段の踏み込み部分の奥行きをたっぷりとって、通常は2段のところを3段設けました。それでもお参り部分には十分なゆとりがあります。右手の物置石は新しく設置、既存の墓誌はきれいにして以前と同じ左手にバランスよく配置しました。

 

ご納骨祭のようすです。神主様がお越しになって準備をされているところです。ご家族様が参列されて、無事に滞りなく終えることができました。

お客様には、お墓の完成を喜んでいただくことができました。ご兄弟様を亡くされたときは大きなショックを受けておられて、深いお悲しみの中でのお墓作りとなり、とてもお辛い状況だったことと思います。無事にお墓が完成してご納骨を終えた時の、少しホッとされているようなお姿も印象に残りました。このたびは当社に工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。できる限りお客様のご負担にならないよう、心を込めてお手伝いをさせていただきましたが、お気持ちに寄り添ったご対応ができていれば幸いです。何かお困りの際には、いつでもお気軽にお声かけくださいませ。