雑草にお困りのお墓を、草止め工事、砂利敷き、敷石設置でお参りしやすいお墓へ。小平霊園にて

こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。都立小平霊園にて、雑草にお困りのお墓を、草止め工事、砂利敷き、敷石設置でお参りしやすいお墓へリフォームしました。その際の様子をご紹介いたします^^

【リフォーム前後のお写真】

 

都立小平霊園にお墓をお持ちのお客様よりご相談いただきました。お墓の土の部分が多く、「雑草を取るのに、半日くらいかかってしまいます。年齢も重ね、きつくなってきました。」というお話でした。ご姉妹でお墓を管理されているそうですが、お姉様は海外在住のため、実際は妹様おひとりで管理をしている状態で、草取りが間に合わないとお困りでした。

ご相談を受け、お墓の現状を確認しに行って参りました。

現地を確認すると、このように草が生えていました! 土の上にそのまま砂利を撒いていた状態なため、雑草対策が完全ではなく、ここまで生えてしまうと、処理に一苦労です。半日かかるのもうなずけます。

 

墓所の裏の、隣家の墓所との間にも草が大量に生えていました。

お墓の状態を確認した後、再度、どのような施工を行うかの確認や打ち合わせを行い、施工が始まります。

まずは除草作業を行います。土の中に根が深くはびこっていますので、そちらもしっかり掘り返します。

 

掘り返した上に砕石を敷き詰め、転圧をかけて地固めを行った後、コンクリートを打ちました。こうすることで、太陽の光が土に届くのを完全にシャットアウトできるため、万全の雑草対策となります。

 

水が溜まらないよう、水抜きの穴を4か所、設けています。また、敷石は、お墓の建てられた昭和30年代あたりには、底面部分が綺麗にカットされずに、凹凸があるることが多く、草止めのコンクリートを打ったお墓にはむきませんので、全部取り外し、新しく底面が綺麗にカットされているものを設置しなおしています。

 

砂利も入れ直しました。「どの砂利を使用するか」というお話を打ち合わせている際に、お客様のお知合いのお墓に使用されている「大磯」という小粒の砂利を気に入っているというお話をいただきましたので、そちらを使用しています。

 

花立はもともと、墓石のすぐ下の台石に穴が空いているだけのものでした。いくつかのリフォーム案をご提案しましたが、その中から、このタイプが採用されました。左側のようにしておくと花立として使用でき、右側のように、ひっくり返してかぶせると蓋のようになります。

 

お墓のリフォームが仕上がりました! 今回はお客様のご要望で、薬品を使用したり、削り直しをするなどの大掛かりなクリーニングは施していませんが、階段や外柵も高圧洗浄機を使用し、汚れを落としました。簡易的なお墓クリーニングではありますが、とても綺麗になりました。

 

お墓の広さは変わっていませんが、広くなったように感じますね^^

リフォームの終わったお墓を、ご姉妹でご一緒に見に来てくださいました。妹様には「常に草に悩まされていました。お参りをするたびに”どうにかしたいけれど…”と思っていましたが、今後はそのような気持ちになることがないと思うと、本当に嬉しいです。ありがとうございました。」とお喜びいただきました。 お姉様にも「とても綺麗にしていただいて、ありがとうございます。見違えるようにスッキリとして、驚きました!」とお声をかけていただきました。

「草止めの工事をしたい」と常にお考えになっていたものの、「かなりの費用が必要なのでは…」と、なかなか踏ん切りがつかずにいたそうです。そんな中、建立をしてもらった石材店に見積りを取ってみたそうですが、大掛かりなリフォームのご提案をされ、その分費用も高価なもので、「そこまで大掛かりなことは望んでいないのだけど…草止めをするには、やはりそのくらい必要なのだろうか?」と、困っていらっしゃったそうです。お客様のお墓の状況を確認させていただいた際に、お墓がしっかりとしたつくりで、まだまだ大切にお参りいただけるとわかりましたので、当店では必要最低限のリフォームをご提案したのですが、そのご提案がお客様の救いになったというお話を、後程伺う機会があり、私もとても嬉しく思いました。

今回のお客様のように、広い墓所をお持ちの方は、草取りにとても苦労されます。「思ったよりも高い」「思ったよりも安い」という感覚には、みなさまそれぞれのご意見があるのでしょうが、「雑草対策を!」とお考えになられた場合、気軽にお見積依頼をされることをオススメします^^ 皆様が、管理しやすい、お参りしやすいお墓をご提案できますよう、当店も、今後も頑張って参ります!