雑司ヶ谷霊園と中野のお寺へ。ご納骨と彫刻の下準備等へ。

2017年1月26日(木)

こんにちは。東京全域で、お墓のお仕事をさせていただいています石誠メモリアルサポートの松本です。こちらは雑司ヶ谷霊園のご納骨と彫刻のご依頼を受けましたお墓の下準備に参りました。
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昨年は草止め工事と、樹木の伐根を実施しておりました墓所です。草止め効果もちゃんと効いておりましたので先ずは安心。最初に墓所を拝見した時は、後ろのお塔婆立ての隙間から絡むように腰石ごと倒す勢いで木が生えていて、塔婆が立たない状況でした。その修復も含め花筒もステンレスに交換し、経机香炉を別途作りました。そして全体洗浄。この比較は恐縮ですが、お隣の同時代同形のお墓と比べると、どれだけ奇麗になったか歴然です。

しかし注意が必要なのは、彫刻です。石塔は経年した安山岩で、ブラスト彫刻はとても気を使います。こちらのお墓の場合は、右面が一杯でしたので竿石の左側に縦にお彫していくのですが、彫る文字部分に切り込みを入れているゴムシートを丁寧に竿に対して位置を決め、しっかりとクッションハンマーで貼り付け、カルコで慎重に文字を抜いていきます。抜き終わり整えた後に鉄粉を圧縮空気と共に吹き付けて彫っていくのですが、この沈黙の下準備の後は、石の経年などの状態を読み取って空気圧と鉄粉の量を微調整しながら噴煙の中で火花と照射時間との戦いが始まります。

一度間違えると取り返しがつきません。私も画数の多い漢字の彫刻で、例として言えば、小さい田んぼの中の島を飛ばしてしまい、何度も狼狽えました。これは立彫り経験のある人でないと分かりません。
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こちらは東京都中野区上高田にある真言宗豊山派 光徳院様の見事な五重塔。平成七年に建てられた本格的な木造瓦葺建築で、江戸時代以前築造の屋外木造五重塔で最も小さいと言われている室生寺五重塔よりも小さいそうで、目の前で見ると精巧なミニチュアの様でした。
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今日はこちらの墓所の外柵簡易リフォーム案件で、ご住職にご挨拶にお伺いしました。こちらのお墓がどのように変わるのか、お客様へ三つのご提案をさせて頂き、年明け決定いたしました。春彼岸前に完成します。

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今日も一日、お疲れ様でした。ありがとうございました。

石誠メモリアルサポート 松本 高明

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