宮城県産伊達冠石の唯一無二のお墓を建立!都立小平霊園にて

東京全域でお墓のお仕事をさせていただいております、石誠メモリアルサポートの松本です。今回は都立小平霊園にて、宮城県産の銘石「伊達冠石(だてかんむりいし)」を使用した、自然風の美しいお墓を建立させていただきました。

小平霊園 新規建墓 石塔・墓誌材:宮城県伊達冠石 外柵・カロート材:中国産G688
化粧砂利:本大磯3分  植栽:金柘植・ヒメシャリンバイ

ホームページをご覧になったお客様からお問い合わせをいただき、ご夫婦でお店へお越しくださいました。お話を伺うと、大手石材店様をはじめ、すでに多くの石材店とお話をされており、その中で弊社にもお声掛けくださいました。

今回は、お父様のためのお墓づくりでした。お話の中で、亡くなられたお父様が宮城県のご出身であるというお話を伺い、私の方から「お父様が生まれ育った宮城の石を使ってみてはいかがでしょうか」とご提案を差し上げました。するとそのご提案を気に入ってくださり、話を聞かれていたほかの石材店さんでも同じように宮城県産の石で提案をしてもらったそうです。ただ、私がご提案した宮城県産の伊達冠石を提案したのは弊社だけだったそうで、それが決め手となって建立をお任せいただくことになりました。

 

そして今回はなんとお客様とご一緒に、伊達冠石の採石場である宮城県の「大倉山スタジオ」様まで、石を選びに行きました!奥にあるのは、駐車場にある有名なオブジェです。

 

採掘場の様子です。許可をいただいてお写真も撮らせていただきました。

 

大倉山スタジオの方が案内してくださる中、お客様とご一緒に採掘場を見て回りました。なかなか見られない光景です。

 

岩盤から削り取ったものもありますが、伊達冠石はこうした玉石状で採れるのも特徴のひとつです。自然のままの玉石が転がっている様子に、お客様も大変驚かれていました。

 

小さな石を手に取ってみると、泥をかぶり、サビや土が固まっている自然のままの風合いが感じられます。伊達冠石は、土の温かみを感じさせる独特な石です。

 

現地には、ある程度形が作られた半製品のものも展示されています。まっすぐな黒い面は石を磨いた部分で、赤っぽいところが「皮目」と呼ばれる部分です。自然の風合いを残しているため、まさに世界に一つ、唯一無二の石選びです。ずらりと並んだ半製品の中から、「これだ!」と思うお墓をお二人で決められました。カタログから選ぶこともできますが、実際に間近で見て選んでいただくことができました。

 

ご提案図

選ばれた墓石をもとに、外柵も含めた全体の図面を作成してご提案しました。お墓の隅には「木を植えたい」ということでしたので、根が大きく成長しすぎてお墓に将来影響がないように、あらかじめ植える場所を石で囲って確保するご提案もさせていただきました。

 

工場で彫刻をしたところです。正面はシンプルにご家名のみを彫刻しました。

 

建立年月等は側面に彫刻しました。このように一部を彫り下げて磨いた箇所に彫刻しています。

 

墓誌も同じ伊達冠石で新たに作成しました。彫刻面はこのように磨き、側面や背面は墓石と同じように仕上げています。

 

現地で工事が始まりました。まずは掘り下げて基礎工事です。

 

グリ石・砕石を入れて転圧し、地盤を固めます。

 

転圧したら木枠を組んでコンクリートを流し込みます。丸い穴は水抜きのためのパイプです。

基礎が完成しました。まずは外柵から、石の据え付け開始です。

 

据え付けが進みました。中央は納骨室(カロート)です。隅には木を植える場所も確保しました。

 

納骨室内部です。納骨室の底は石貼りで、一部をこのように取り外すことができます。下は土のままの状態になっており、将来的にご遺骨が増えた場合、古いご遺骨を土に還すことにも対応できるようになっています。

 

外柵が完成したら、墓石を据えて完成です。手前の植栽は金柘植の形の良いものをご用意しました。

 

唯一無二の伊達冠石のお墓です。磨いた面の黒い輝きと、自然のままの風合いのコントラストが魅力です。お墓のデザインについては、お客様が大手デベロッパーにお勤めだったこともあり、高さや形状、近隣のお墓との調和について細やかなご指示をいただきました。墓誌も全体の雰囲気を損なわないよう、調和のとれたデザインです。

 

今回お客様が伊達冠石をお選びになったポイントは、お父様の生まれ故郷の石であることと、それぞれの石が持つ風合いの違いで、唯一無二のお墓にすることができるという点でした。他にはない存在感で、自然ならではのあたたかさも感じるお墓に仕上がっています。

 

自然石の特徴ある石塔を活かすため、外柵はあえてシンプルです。砂利は本大磯の3分を揃えました。今はなかなか採掘ができないようになっていますが、在庫がございましたので対応ができました。お墓の後方には「ヒメシャリンバイ」というバラ科の常緑低木を植えています。

 

お客様からは、大変ありがたいお言葉をいただきました。

松本様
墓を建てるにあたり、両親の出身地である宮城県の石でつくることを希望する旨を、見積をとった全ての会社に伝えていましたが、他社からの提案は、各社の得意とする石を使ったものばかりでした。
そんな中、松本さんだけが普段取扱いがない伊達冠を使用することを提案してくれました。
さらに、宮城県まで墓石選びに同行頂いたり、度重なる図面修正に対応いただいたり、完成まで徹底的に私の思いに寄り添っていただきました。
天国の父も喜んでいると確信できる出来栄えに、松本さんに頼んでよかったという気持ちでいっぱいです。

とてもあたたかいお言葉、ありがとうございます。これまで、現地にお客様とご一緒に石を選びに行くという機会はあまりありませんでしたので、私としても貴重な経験をさせていただき、ありがたく思っております。また、数ある石材店の中から弊社にお墓建立をお手伝いさせていただきまして、本当にありがとうございました。お父様のため、「自分たちで選ぶんだ」という熱いお気持ちや、こだわり抜いたデザインで、唯一無二の素晴らしいお墓に仕上がったと思います。かけがえのないお墓づくりのお手伝いをさせていただけたこと、心より感謝申し上げます。皆様で末永くお参りいただけますと幸いです。

今回工事を行った「小平霊園」の基本情報をご紹介します。
・運営主体:東京都 >>「小平霊園」(公式サイト)
・所在地: 東京都東村山市萩山町一丁目(マップ)
・特徴: 西武新宿線添いの公園墓地で、自然豊かな環境や、バラエティ豊かな区画が魅力です。